2009.11.27
<連載>虹彩について
もう、定演終わってるじゃあないか!でも書きます(というか引用です。申し訳ない)。
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虹彩は2006年、京都教育大学マンドリンクラブ第47回定期演奏会において初演された。
曲は展開部的な性質の中間部を有する三部形式によるが、2つのモチーフと1つのテーマ、および作者の前作である「雨の世界」と「光彩」の引用によるエピソードという多彩な音楽要素が絡み合い、様々な響きを示している。上昇形の「雨の世界」のモチーフはおそらく雨が上がる描写であり、その後に光が差し、虹が現れるという様子が描かれる。また、2度の進行による響きの変化が全曲を支配しており、それが光をプリズムに通したように、様々な色を聴くものに見せる。
?― 作曲者記 ―
自然に見える景色の中で、虹は
その鮮やかな色彩、
一瞬にして現われ消えてしまう儚さ、
空いっぱいに広がる壮大さ、
一方で小さく、触れることが出来そうなくらい身近にも見ることの出来る
とても不思議な存在だと思います。
この曲は私が虹に感じる色彩や想起される感情を曲想としています。
本来は、人間の瞳の色を決定し、目に入る光の量を調節する部分の事を「虹彩」と呼びます。
この曲名には虹を見た一人の人間の心象であるという意味を込めました。
とのことでした。奥の深い曲です。
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今後の連載ですがたまにはやろうと思います。
サークルに保管されている楽曲データは結構あるので聞いた感想とかを書き込んでいきたいです。
音楽の道も日々是精進ですね。